こんにちは。
偶然興味深い記事を見つけました。
新型ステマがルールの盲点突く手口、奴隷化するウェブメディア(ダイヤモンド・オンライン) – Yahoo!ニュース
噛み砕いて言うと、こんな感じです。
企業が一般のブロガーやインフルエンサーに良いレビュー記事を書いてもらうためにお金を払ったり、特別待遇している。本来ならばメディアが自分で記事を書かなくちゃいけないが、低コストでページビューを稼ぐために、インフルエンサーが書いた商品レビュー記事を、広告と知らずに(確認を取らずに)紹介したのが問題、という内容です。
ブログをやっている方はこの記事を読んで、「あれっ?」って思いませんでした?
というのも、ステルスマーケティング(ステマ)って、アフィリエイト会社でよくやっているものと似ていませんか?
ステルスマーケティングとは?
英語ではStealth marketingもしくは、Undercover marketingと呼ばれるもので、
消費者に宣伝と気づかれないように宣伝行為をすること。
「偽りのイメージ」を消費者に持たせ、人々の話題にさせる行列商法のこと
「客観的な記事であるかのように装った宣伝文」を作成することや、影響力のあるブロガーが、何らかの企業や組織から報酬を得ていることを明示せずに、あたかもただの第三者であるかのように偽装して、特定の企業や製品について高い評価を行うことがある by wikipedia
昔、夜店で行列ができていた時に親が「あれはさくらよ」って言ってましたけど、似たようなものですね。
問題点は?
問題点と言っていいか分かりませんが、ブロガーがよく使っているアフィリエイト会社ってあるじゃないですか?
私も登録しているんですが(全然使って無いですが)、ここで「セルフバック」や、「この商品記事を書いて自分のブログに投稿したら500円の報酬」って見た事ないですか?
セルフバックとは、アフィリエイトに登録している人にキックバックを行うもので、例えば、2000円のサプリメントを買うとしたら、購入時にはお金を払わなくちゃいけませんが、あとあとこの代金が返ってくるシステムです。(通常初回のみ購入金額が返ってきます)
中には5%返ってきたり、20%だったりと色々あります。
全額返ってくるのは、何故代金が返ってくるか?なんででしょうね。
可能性としては、
1 商品に自信があるためまた購入してくれる可能性がある
2 商品記事を書いてくれて、宣伝してくれるかも知れないから(だからブロガーに特別セービスをしている)
これは頭のいい戦略だなと思いますが、「この商品記事を書いて自分のブログに投稿したら500円の報酬」や、「この商品を安く(もしくは無料)で購入できるが、商品レビューをブログに掲載しないといけない」、はどうなんでしょうか?
これって、ステマになるんでしょうかね〜?
おそらく、記事の中かどこかに「これは広告記事で、商品を売るために書いてます」みたいな文言を入れないと、アウトっぽいですね。(アウトと言っても法律で罰せられるわけじゃないので、グレーな感じですね)
ってゆうか、こんな記事ありふれてないですか?
全部とは言いませんが、多くのブログ(アフィリエイトブロガー)は商品を売るために、良い商品レビュー記事を書いていますよね?言い方が悪いけど、良いこと書かないと売れないので、嘘でも良いことを書いた方が手数料収入が多いですしね。
私のブログでも、2~3個の商品を紹介しています(2019年4月現在)が、自分が使って良かったものを紹介しています。
例えば、音楽関係の機材で私が使っているものが主です。
アフィリエイト会社をチェック
今私が登録しているアフィリエイトサイトを見てみると、10件の商品が「レビュー募集プログラム」として紹介されていました。
「この商品を安く(もしくは無料)で購入できるが、商品レビューをブログに掲載しないといけない」というものですね。
ルールは、期日までにレビュー記事を投稿、商品を開封した写真を付ける、アフィリエイトリンクを貼るの3つです。
とくにアフィリエイトサイトだ、という表示は求められてないようです。
WOMJガイドライン
広告代理店や広告を出稿する企業は、「広告ガイドライン」を遵守するようになってるようですが、インフルエンサーやブロガーなどは企業の枠組みに入らないので、口コミマーケティング協議会が定めた、WOMJガイドラインを遵守するべきみたいです。
WOMJガイドライン(2017年12月4日release) – WOMマーケティング協議会から、PDFが見れるので、心当たりがある方はどうぞ。
いかに大事な部分を抜粋して紹介します。
関係性の明示の項目に「便益の明示・金銭、物品サービスなどの提供があることの明示をしなければならない
ということなので、気になる方は一度読まれてみてください。
最後に
ブロガーやインフルエンサーの全てがステマをやっているわけじゃないですが、これはやっぱり資本主義のしわ寄せですね。
少しの投資で大きな利益を狙う。
賢いといえば賢いのですが、消費者に誤解を与えない様に出来ればいいですね。
ちなみに以前中国が、アメリカの教授などに親中記事を書く依頼をしていたなんて報道がありましたが、これも似た様なものですね。
最終的には、私たち一人一人が、判断する能力を高めないといけないんでしょうね。
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